与那原 恵

定価: ¥ 420
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発売日: 1998-08
発売元: 講談社
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街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブールを読んでみた。う~むと納得しきりである。
なんといっても、著者与那原 恵の意欲が読み取れるから、ついつい読んでいってしまう。
ぐいぐい街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブールに引っ張られているという感じか?街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブールに類する本は、あんまり多く読んだことがないから比較はできないけれど、これらに類する本の中ではかなり高評価を得るんじゃなだろうか?
やっぱり著者が意欲を持って書くと、いいものが出来上がる。
街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブールは評価が分かれるんじゃないだろうか?読後にそんなことを思った。著者の与那原 恵はそんなことはちっとも気にしていないんじゃないかと思うけれど。
街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブールを読んだ友人にも聞いた見たのだが、一人は「いい」と言ったが、別なひとりは「そうかな?」と首をかしげた。
試しにまた別な友人にも街を泳ぐ、海を歩く―カルカッタ・沖縄・イスタンブールを貸してみようと思う。
さて、どんな評価が下されるか?あまり、褒められた事ではないけれど、本には読書以外の愉しみ方があるのだ。
故郷を離れて暮らす
両親は沖縄出身だが、本人は東京で生まれ育ったという著者。故郷を離れて生きるとはどういうことなのか。そうした問題意識から在日外国人について、多くのルポルタージュを書いている。
本書はトルコ、沖縄、ボリビア、中国などへの旅行記である。しかし、問題意識は色濃くあらわれており、ボリビアの沖縄移民、中国残留孤児の2世、トルコにおけるクルド人問題などが取り上げられている。安易な解決を許さない問題ばかりで、心に訴えかけてくるものがある。
とはいえ、著者の文体は叙情的で詩的。文学作品である。糾弾するのでもなく、センチメンタルに悲しむのでもなく、瑞々しい感性で捉えた世界が描き出されている。
